
平成 少年の時
遨遊(ごうゆう)して 繁華(はんか)を遂う
好んで 嫩鵝(どんが)の衫(さん)を著け
よく 白鼻(はくび)のかにまたがる
朝には 新豊の市を過ぎ
暮れには 河陽の花に酔う
帰り来れども 何の処かを知らず
笑って指さす 莫愁(ばくしゅう)の家
(大意)いつも少年時代には、おもいきり遊んで派手なことをしていた。がちょうの羽で織った袖無しの衣をつけ、白い鼻の栗毛馬にまたがって、朝には新豊の街の盛場をすぎ、夕には河陽の桃花の下に陶然とした。そして、どこに帰って行くのかと問われると莫愁のいる妓桜を、笑いながら指さした