良寛の唄
良寛さんの唄を掲載しています
四摂法
四摂法
一、布施・貧(むさぼ)らぬこと。世に諂(へつら)わぬこと

二、愛語・慈愛の心、顧愛の言語

三、利行・あまねく自他を利すること

四、同事・違(たが)わざる事。自他にも違わざる事

(良寛はの愛語の一文を次のように謹書する)
愛語といふは、衆生みるにまず慈愛の心をおこし、顧愛の言語をほどこすなり。おほよそ暴悪の言語なきなり。世俗には安否をとふ礼儀あり、仏道には珍重のことばあり、不審の孝行あり。衆生を慈念すること、なほ赤子のおもひをたくはへて、言語するは愛語なり。徳あるはほむべし、徳なきはあはれむべし。愛語をこのむよりは、やうやく愛語を愛語を増長するなり。しかあれば、ひごろしられず、みへざる愛語も現前するなり。
現在の身命の在するあひだ、このんで愛語すべし。世々生々にも不退転ならん。怨敵を降伏し、君子を和睦ならしむること、愛語を本とするなり。むかひて愛語をきくは、面をよろこばしめ、心をたのしくす。むかはずして愛語をきくは、肝に銘じ魂に銘ず。しるべし、愛語は愛心よりおこる。愛心は慈心を種子とせり。愛語よく廻転の力あることを学すべきなり。ただ能を賞するのみにおらず。

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