良寛の唄
良寛さんの唄を掲載しています
五合庵
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五合庵
索索五合庵  索々(さくさく)五合庵
室如懸礊然  室は 懸礊(けんけい)のごとく然り
戸外杉千株  戸外には 杉 千株(しゅ)
壁上勝偈數  壁上には 偈(げ) 数篇
釜中時有塵  釜中(ふちゅう) ときに塵(ちり)あり
甑裡更無烟  甑裡(そうり) さらに烟(けむり)なし
唯有東村蓃  ただ 東村の蓃(おきな)ありて
頻叩月下門  しきりに叩く 月下の門

(大意)五合庵はわびしいものだ。石礊(仏教の楽器)のような「く」の字型の室に、めぼしいものは何一つない。戸外は多くの杉木立にかこまれ、壁上には詩偈を数篇はりつけてある。釜はあまり用いないから、ほこりがたまることがあり、せいろうは一向に炊烟をあげない。こんなわびしいところでも、時にはふもとの村里に住む老人が、月下に遊びに来てくれる。


わがやどは 竹の柱に 菰(こも)すだれ
しひてをしませ 一杯(ひとつき)の酒


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